このHPを作ろうと思ったワケ
「胞状奇胎」この初めて耳にする病気を宣告された時、病院から帰って一生懸命にインターネットで調べました。
でも、ほとんど見当たりません。
そして、経過を見るうちに「胎児共存奇胎」とわかり、さらに調べまくりました。
やはり、見当たりません。
とにかく、情報がなかったのです。
そして、悲しいことに志半ばで赤ちゃんとお別れしたという人ばかりでした。
でも、ある時私のやっていたブログに同じ胎児共存奇胎でもうすぐ出産という方に出会いました。
この時は本当に嬉しかった!希望の光でした!
彼女は無事に出産され母子ともに元気でした。
彼女との出会いは私を本当に勇気づけてくれました。
ただ、リスクもあります。
彼女は35週くらいで出産となりましたが、それだけ長い間奇胎もお腹にあったわけです。
ある時久しぶりにブログに来てくれた彼女が残したコメントには「侵入奇胎になって肺に転移してしまった。今は抗がん剤治療で入退院を繰り返している」と。
ビックリしました。涙が出ました。
でも、彼女は悲観的でなく赤ちゃんや家族の為に頑張って前向きな姿勢が見られました。
その頃ブログで胞状奇胎のHPを作ると宣言していた私に自分のような現実もある、でも伝えて欲しいと。
胎児共存奇胎には深刻なリスクもつきものです。
それは、赤ちゃんがこの世に生まれてきても来なくても侵入奇胎になる可能性はあります。
けれど、早い週数で終結した場合と出産を控え長い間お腹に奇胎を抱えていた場合では、やはり後者の可能性が高いんじゃないかと思います。
しつこいようですが、情報は少ないです。
胞状奇胎自体が400~500人に一人の確率でなる病気であまりよく知られていません。
その中で胎児共存奇胎は数万人に一人の確率です。
これからも誰にも胞状奇胎なんてなって欲しくない。
でも、もしなってしまった時に少しでも私の経験が役立ってくれれば・・・
そう思ってこのHPを作ることにしました。